
JAいしのまきは8月29日、輸出米の国際認証の団体認証取得に向けた第2回輸出米GAP研修会を本店で開きました。生産現場の課題を学ぼうと、管内の輸出米生産者5人が参加しました。
グループワークでは、稲作の栽培工程で健康に危害をもたらす要因を話し合い、改善方法や防止策を発表。栽培管理や出荷時に特に守るべき事項として、異品種の混入防止などを挙げました。また、GAP導入の第一歩として、農薬を施錠できる保管庫にしまうことや作業場の整理整頓を徹底することとしました。
認証には利用施設も審査の要件となります。施設は、平成30年9月に稼動する石巻市鹿又地区の穀類乾燥調製貯蔵施設(カントリーエレベーター)を共同利用します。
JAでは平成21年度から、独自の「JAいしのまき版水稲GAP」に全生産者で取り組んできました。国際的に認証されたGAPに本格的に取り組むことで、より高い信頼性を得たい考えです。
今後は、生産者が取り組みやすい管理マニュアルを作成し、現場を巡回して統一した管理を行います。今年度内に団体組織を設立し、平成30年産米からの認証取得を目指します。