農林水産省東北農政局は12月3日、宮城県内の大学生を対象に、東松島市で食育交流会を開きました。食育や農業に興味のある学生18人が参加しました。
JA女性部や東松島市食育推進協議会で、長年食育活動を続けている石森さと子さんが講師を務めました。
学生らは、水稲や大豆、イチゴを栽培している東松島市鳴瀬地区の農業法人㈱サンエイトの作業場やトラクター、大豆の収穫作業を見学。イチゴのハウスに移動し、石森さんの指導を受けながら、出荷用のイチゴの箱作りを体験しました。
管理栄養士を目指している学生は「今まで農作業風景や農機具など実際に見たことがなかった。生産者の方々が丁寧に栽培し、大切に食材をつくっていることを忘れず仕事をしていきたい」と意気込みを話しました。
石森さんは「学生の皆さんが一生懸命学ぼうという意欲が伝わってきた。机で勉強するのと実際に見学・体験して、学ぶのでは全く違うと思う。今日体験したことを将来に生かしてほしい」と笑顔で語りました。昼食には、石森さんと女性部員手作り米粉を使ったはっと汁を振る舞いました。