東北一の生産量を誇る、JA桃生ガーベラ部会で収穫が最盛期を迎え、卒業や入学、就職など、門出や旅立ちのシーンに彩りを添えています。
中でも青いガーベラが、若者を中心にインターネット交流サイト(SNS)で注目されており、需要が高まっています。
青い花は幸せを呼ぶ花と言われていること、ガーベラが他の花よりも手頃な値段で買えることも理由の一つです。
収穫は、切り口から細菌などが入らないよう刃物は使わず、花の状態を確認しながら、一本一本手で摘み取っています。摘み取った後は、傷や曲がりが無いか確認し、花びらを保護するビニールキャップを付け、輪ゴムで束ねて調製作業を行います。
その後、白いガーベラに青色の着色水を吸わせ、茎を通って花の内側から染める「吸い上げ着色」を行い出荷します。
同部会では6軒の農家が約1万890平方㍍(3300坪)の大型鉄骨ハウスで、年間約400万本を出荷。東北一の出荷量を誇っています。品種は、2000以上あり、同部会は人気の色や形などを考慮して、約70種類を栽培しています。