東松島市の株式会社ぱるファーム大曲で、水稲箱育苗の播種(はしゅ)作業が進んでいます。
2024年度は「ひとめぼれ」「ササニシキ」「つや姫」の3品種を約7600枚育苗する予定です。例年並みの約30㌶に移植します。
空の育苗箱の供給から床土、播種、かん水、覆土、台車に120枚積み込むまでの一連の作業が全自動化されているため、1時間で約1000枚に播種。作業負担の軽減と効率化が可能となっています。
同法人の小岩敏幸代表取締役は「昨年と同様に気温が高いため、高温障害など注意し、栽培管理をしていく。そして、おいしい米を消費者の皆さんに届けられるように努めていきたい」と話しました。
今後、ハウスで育苗管理をしていき、5月上旬から田植えを始める予定です。同法人は、水稲の乾田直播、麦、大豆栽培などにも取り組み、地域農業の活性化と地域と共に発展する経営体を目指しています。