
石巻市の桃生町かぼちゃ部会は5月22日、今年初めての巡回指導会を開き、生育順調を確認しました。
同部会員4軒のハウスを巡回。講師の渡辺採種場研究部の鎌田諒徳さんは「草勢がとても良い。今年は例年より気温が高く、ウリハムシやアブラムシの発生が早まっている。雨も少なく、うどん粉病も見られるため、早期に防除し、確実な受粉を行ってほしい」と指導しました。
「桃生かぼちゃ」は1本のツルに1個の実をつけて育てるのが特徴で、ホクホクした食感と甘みが楽しめると消費者から好評を得ています。
同部会は「くりこし2号」を80㌃で栽培し、高齢化や後継者不足などで年々生産者が減っていますが、伝統の味を守ろうと日々栽培に励んでいます。
収穫は7月上旬に始まり、石巻青果花き地方卸売市場を通して県内の量販店で販売されます。