JAはマイクロプラスチック削減に向け、乾田直播(ちょくは)の圃場(ほじょう)で流し込み施肥の実証試験を行っています。
昨年までは、4法人が取り組んでいましたが、3年目の2024年度は、新たに2人の担い手生産者が取り組みます。
圃場の水口栓の周辺2カ所にビール瓶ケースを設置。その上に液体肥料を配置して下の排出口から、4時間で流し込むよう調整しました。水と一緒に水田全体に液肥がいきわたる仕組みです。
6月11日、JA職員と片倉コープアグリの担当者らが、東松島市の木村昭裕さんの圃場2㌶に液肥を流し込みました。
木村さんは「10年前から乾田直播を始めた。稲作部会矢本支部の会議で、流し込み施肥のことを知り、今回の試みとなった。より省力化が図られ、環境問題にも貢献できればうれしい」と笑顔で話しました。
同JAは、水稲移植の圃場では、2段ペーストの施肥技術によって環境への配慮と作業の省力化へつながる取り組みを行っています。引き続き安全・安心ないしのまき米の生産に取り組みます。