サツマイモの産地化を目指す、JAさつまいも生産組合は6月14日、石巻市蛇田の圃場(ほじょう)でサツマイモ「べにはるか」の苗を、例年並みの3000本定植しました。
例年20本の畝で40㌢間隔に1畝あたり150本定植していましたが、2024年度は10本の畝で20㌢間隔に1畝あたり300本定植。作業の効率化・省力化、マルチシートなどの生産資材コストの削減を図りました。
組合員らは早朝からマルチシートを張り、苗挿し棒を使って苗を一本一本丁寧に植えていきました。
同組合の鈴木貴郎組合長は「おいしいサツマイモを届けることはもちろんだが、今年は支援学級保護者会の皆さんに定植から収穫、調理まで一連の食農体験を計画している」と意気込みを話しました。
同組合は地域農業の活性化を掲げ、20年に青年部員10人で発足。無肥料・無農薬栽培にこだわり、11月の収穫を目指します。