
JAやもと蔬菜(そさい)組合は10月4日、「仙台白菜」の現地検討会を東松島市で開き、順調に生育していることを確認しました。
関係者15人が圃場(ほじょう)6カ所を巡回。生育状況や病害虫対策について意見交換しました。
講師を務めた渡辺採種場の勝又雅彦部長は「今年は昨年に続きヨトウムシが多く、葉の食害の被害が拡大する恐れがある。結球する前に病害虫対策を徹底してほしい」と呼びかけました。
同組合の遠藤淳一組合長は「この現地検討会で生産力の向上に向けて情報を共有し、おいしい『仙台白菜』を消費者に届けたい」と意気込みました。
「仙台白菜」は東日本大震災から復興のシンボルとして13年前から栽培を開始。同組合は6人が伝統種「松島純2号」を157㌃で栽培。収穫は11月から始まる予定です。