
JAやもと蔬菜(そさい)組合は10月28日、東松島市小松の矢本青果物集出荷センターで「仙台白菜」の出荷査定会を開きました。
生産者6人が参加し、11月から始まる収穫に向けて、現物を見ながら出荷規格や選別・調製の程度などを再確認しました。
今年も高温傾向の気象により生育にバラつきがでましたが、その後は適度に降雨があったため順調に生育し、良質なハクサイに仕上がっています。
同組合の遠藤淳一組合長は「みんなで目ぞろえをして品質・基準を高いレベルで統一し、いいものを出荷していこう」と呼びかけました。
同組合は、24人の組合員がいますが、ハクサイの生産者は6軒で、伝統種「松島純2号」を中心に栽培しています。
伝統種の「仙台白菜」は大正時代に誕生。葉が肉厚で柔らかく、甘味が強いのが特徴で、慣行種のハクサイと差別化するため、「仙台白菜」のシールを貼って販売しています。