
栃木県の北那須土地改良事業推進協議会の会員ら27人が11月20日、石巻市河南地区の農事組合法人たてファーム和(なごみ)の取り組みを視察しました。
一行は施設内の設備や作業機械、地下灌漑(かんがい)システムを設置した圃場(ほじょう)を見学。その後、同法人の高橋弘総務部長から、法人の概要や地下灌漑システムの効果、スマート農業の取り組みなどについて説明を受けました。
参加者からは地下灌漑の水系はどこからきているのか、鉄塔近くの圃場でのGPS(衛星利用測位システム)を活用した農作業には電波障害があるのか、などさまざまな質問があがりました。
同協議会の大平康市会長は「全圃場に地下灌漑システムがあることやスマート農業活用、直播(ちょくは)面積が毎年拡大していることなど驚くことばかりだった。今後の運営に活用していきたい」と意気込みを話しました。
同法人の伊藤重一組合長は「今回の視察が皆さんに少しでも参考になればうれしい」と語りました。