JAいしのまきミニトマト部会河北北上支部は1月10日、JA大谷地支店で栽培講習会を開きました。部会員9人が参加し、3月の定植に向けて土作りや農薬の使用法について学びました。
石巻農業改良普及センターの職員が調査した部会員の圃場(ほじょう)の土壌分析結果に基づき、㈱水沢種苗店の本田和彦常務取締役が指導。本田常務は、土作りについて「有機物のすき込み方法を取り入れて微生物の働きを活発にし、根からの効率の良い肥料の吸収ができるよう努めてほしい」と話しました。
また、防除の基礎知識について石巻農業改良普及センターの小松知子氏は「害虫が卵やさなぎの時期には薬剤散布しても効果がない。タイミングを確認し病害虫被害を防いでほしい」と呼び掛けました。
佐藤良寿支部長は「当支部ではハウスを毎月巡回し病害虫の早期発見と対策を行ってきた。今年も巡回の全員参加を呼び掛け、講習を生かし収穫量の増加に努めたい」と話しました。
同部会では今年、部会員12人が19㌶で栽培。定植は3月から順次始まり、出荷目標40㌧の達成を目指します。