
石巻市河南地区の農事組合法人たてファーム和で、種子用大豆の選別作業が始まっています。
種子用大豆の生産者が減少しているため同法人は、2023年度から「タンレイ」の種子栽培を3㌶で開始。宮城県が推奨している優良種子生産の手引きに基づき、形状、粒径、色彩の順に機械選別を行った後、手選別で確実に種子基準を満たすよう仕上げています。
地域住民を11人雇用して、作業は16日から始まり、1月10日まで行う予定です。
種子用大豆、特に「タンレイ」は紫斑病などに弱く、手選別に非常に多くの労力を要します。このため、生産をやめる人が増え、新規の生産者確保が困難になっています。
同法人の高橋弘総務部長は「より品質の高い種子用大豆を提供していきたい。いかに効率よく選別し、仕上げるかがポイント。今後も工夫しながら対応していきたい」と意気込みます。