
宮城県は1月19日、「人材を育て活かすことができる仕組みづくり」をテーマに平成28年度石巻地域農業法人フォーラムを開き、JA管内の農業法人の代表者ら57人が参加しました。
JA管内では多くの農業法人が設立されていますが安定した経営を継続するためには、若手従業員の雇用と育成が重要であることから、魅力ある職場環境づくりについて学ぼうと開きました。
㈱オーレンスパートナーズ チーフコンサルタントの宮村昌吾氏は「採用後の対処方法、人材の定着、若い法人組織に起こりやすい問題点と対処法」と題し講演。実際に起こったトラブルを例に、魅力ある農業の職場づくりについて説明し「5年後の姿を描き、明確な人事考課の基準を設けることなどで従業員のやる気を上げ、人材の定着を狙ってほしい」と話しました。
参加者は「事例を聞き、若い求職者や従業員の気持ちが分かった。経営者としての義務や責任について改めて認識できた」と話しました。今後も農業法人向けの研修会などを開き、支援に取り組んでいきます。