
宮城県内のセリ主産地、石巻市河北地区で葉セリの収穫が始まっています。
JAセリ部会は、今年10人が70㌃で栽培。出荷量10㌧を目指します。
同地区の高橋泉さん夫妻は18㌃で栽培。収穫は4月9日から始まり、5月下旬まで続きます。作業は朝5時から始まり、1日約30ケース(1ケース20袋)を刈り取ります。
高橋さんは「今年は3月の気温が低かったが、順調に育ってくれて良かった。風が強い日は葉が絡まり折れてしまうので、上から水をかけるなどの工夫をして、品質の良いセリを出荷していきたい。和食でも洋食でも、おいしく味わってほしい」と話します。
同部会は5月に最盛期を迎え、石巻青果や同市の道の駅「上品の郷」などに出荷します。
葉セリは、春に収穫することから「春せり」とも呼ばれます。9月に植え付けされ、根を付けたまま収穫する根セリと違い、厳しい冬を越して春の暖かさで伸びた新芽を収穫します。爽やかな香りと柔らかさが魅力です。