
地元で栽培している「桃生茶」について理解を深めてもらおうと、石巻市のファーム・ソレイユ東北は5月30日、石巻市立桃生小学校を訪れ、6年生42人にお茶の入れ方を指導しました。
同社の日野優介さん、朱夏さん夫妻が講師を務め、茶葉を蒸らす時間や濃さを均等に入れる方法を説明。「桃生茶」の歴史やお茶の種類なども紹介しました。
優介さんは「最後の一滴にうまみがつまっているので大切に絞り出して。煎茶と和紅茶を飲み比べて、同じ茶葉でも加工方法で味が変わることを知ってほしい」と話しました。
最後の一滴まで慎重に入れ、「桃生茶」を堪能した児童らは「ほんのり甘くて飲みやすかった」「6月にお茶を摘むのが楽しみ」と笑顔で話しました
使った茶葉は同法人が「桃生茶」を発酵させ、和紅茶に仕上げたものです。
同法人は昨年から同プログラムを企画し、児童らはお茶摘み体験や発酵茶製造工場見学など、1年間かけて地元特産の「桃生茶」を学んでいきます。