
JAは7月11日、2025年度の水稲の乾田直播(ちょくは)現地検討会を開きました。1平方㍍当たりの茎数は例年よりやや少ない、400~500本ですが生育は順調です。
生産者や関係者約60人が、石巻市桃生地区と河南地区、東松島市の「ササニシキ」「まなむすめ」の圃場(ほじょう)を巡回。茎数や出穂期を確認し、肥培管理について検討しました。
講師を務めた、東北農業研究センター研究推進部技術適用研究チームの屋比久貴之研究員は「葉色も十分で、除草剤も良く効いていた。今ある穂を全て実らせることが大切」と語り、圃場むらがあるところは、幼穂形成期に向けて追肥し、出穂後に高温が続く場合は水管理を徹底するよう呼びかけた。
直播栽培は春期の作業分散や育苗管理の省力化など、大規模農業に適した技術で、25年度は前年度より227㌶多い、1484㌶で栽培しています。