
JA管内で、農業用ドローンや無人ヘリコプターを使い、種子用大豆と一般大豆の病害虫防除が始まっています。
石巻市の農事組合法人たてファーム・和(なごみ)は8月24日から始め、農業用ドローンで48㌶の防除を行います。
同法人の圃場(ほじょう)は、衛星利用測位システム(GPS)で登録しており、ドローンが自動航行で防除。1㌶あたり10分程度で散布し、労働時間の削減を図っています。
同法人の髙橋弘総務部長は「今のところ生育は順調に進んでいる。今後の病気や害虫の発生に細心の注意を図ることはもちろん、土壌の過乾燥対策として地下灌漑(かんがい)を活用し、管理していきたい」と話しました。
大豆は開花後の病害虫対策が品質を左右するため、品種に合わせた防除と薬剤の選定が重要になります。
宮城県は大豆の作付面積が全国2位。JA管内では、2025年産大豆を2306㌶で栽培しています。