
乾田直播(ちょくは)栽培に取り組む滋賀県の生産者らが7月29日、石巻市河南地区の農事組合法人たてファーム和(なごみ)を訪れ、乾田直播の取り組みを視察しました。
訪れたのは同県野洲市吉川の生産者と農研機構西日本農業研究センター滋賀県大津南部農業農村振興事務所の職員ら3人。同県内では省力化などの観点から、乾田直播に関心が高まっており、普及拡大を目指して企画しました。
JAいしのまきの職員らが、普及に至った経緯や取り組みを紹介。同法人の高橋弘総務部長は、作業体系を説明し、施設内や作業機械、圃場(ほじょう)を案内しました。
視察に訪れた生産者は「今年から2・2㌶で乾田直播に取り組んでいる。水管理や播種(はしゅ)前後の鎮圧が勉強になった。気象条件や規模は違うが、少しずつ面積を増やしていきたいと思っている中で、視察ができてよかった」と、受け入れに感謝しました。
同法人の高橋総務部長は「日々稲と会話し、圃場(ほじょう)に合わせた管理を徹底している。今回の視察が皆さんにとって参考になればうれしい」と語りました。