
東松島市の奥松島果樹生産組合「いちじくの里」のイチジクが出荷最盛期を迎えています。
今年は約350本を栽培。例年1㌧以上の収量がありましたが、夏場の暑さや水不足、カミキリムシ被害が影響し、例年の半分程度となりそうです。石巻青果や地元量販店・直売所などに出荷していますが、収量が不足しているため、2日おきで出荷。来年4月には新たに約50本を植え付ける予定です。
尾形善久組合長は「イチジクを待っている人たちが多く、ありがたいことだ。来年は、期待に応えられるよう組合員みんなで協力して、対策も考えながらもっと良いイチジクを作っていきたい」と意気込みます。
同組合は、同市宮戸地区で津波被害を受けた農地の再生を目指して2015年4月に設立。構成員の多くが漁師で、漁業も行いながら果樹生産に励んでいます。
イチジクをはじめ柿や桃など、果樹栽培で地域農業の活性化に貢献しています。