
北海道農業研究センターと東北農業研究センターの職員ら7人は10月2日、石巻市河南地区の農事組合法人たてファーム和(なごみ)を訪れ、乾田直播(ちょくは)栽培の取り組みを視察しました。
北日本地域の農業研究センターが乾田直播栽培の普及・拡大を目指して企画したものです。
石巻農業改良普及センターの今関美菜子技術次長は、石巻管内の稲作・直播栽培の概要と同法人の大豆栽培について説明。その後、同法人の高橋弘総務部長が、法人の概要や乾田直播栽培・スマート農業の取り組みなどについて話し、乾田直播の導入経緯や今作の気象経過への対応、病害虫防除などについて意見交換しました。
施設内の設備や作業機械、乾田直播で栽培した「ひとめぼれ」の圃場(ほじょう)を見学した同研究センターの職員らは「今回の視察で土づくりの大切さを改めて感じた。地下かんがいの使い方や米の選別された規格など大変参考になった」と笑顔で話し、視察受け入れに感謝しました。