
JAやもと蔬菜(そさい)組合は10月3日、「仙台白菜」の現地検討会を東松島市で開きました。
10月1日の大雨の影響で、一部の圃場(ほじょう)で葉が破れていたものの、ヨトウムシの被害は少なく、順調に生育しています。
関係者6人が圃場3カ所を巡回。講師を務めた渡辺採種場の勝又雅彦部長は「降雨後の湿害に注意してほしい。結球する前にヨトウムシなどが入らないよう病害虫対策を徹底してほしい」と呼びかけました。
同組合の遠藤淳一組合長は「葉に傷みができ心配している。この現地検討会で情報を共有し、細菌病などに注意して今後は管理していきたい」と意気込みを話します。
「仙台白菜」は東日本大震災から復興のシンボルとして14年前から栽培を開始。同組合は5人が伝統種「松島純2号」を130㌃で栽培し、収穫は11月から始まる予定です。