
東日本大震災で被災した石巻市旧牡鹿町の谷川浜地区の農地4.5㌶が7年ぶりに営農を再開しました。5月30日、牡鹿地区生産組合が主体となり田植えを行い、「ひとめぼれ」を作付けしました。
同町の鮫浦湾に面する水田地帯である谷川浜と大谷川浜の両地区の農地計22.5㌶は、県が農山漁村地域復興基盤総合整備事業として2013年から農地整備を進めています。今回は整備が完了した谷川地区の農地で営農が再開。農地の復旧にあたり、地区内に点在する宅地跡地の効率的な土地利用を目指し、農地と非農地の集積を行います。
作業を担う同組合の渥美浩晃組合長は「少人数で不安もあったが、周囲の支えのもと7年ぶりにここまで来た。今後も、以前の活気を取り戻せるよう尽力していきたい」と話しました。