
石巻市中央に新設された民設民営の観光交流施設「いしのまき元気いちば」が、6月30日にオープンしました。鮮魚や水産加工品などを取り扱う1階にJAいしのまきの農産物や加工品のコーナーを設け、朝採りの新鮮な野菜やJA直売所で人気の総菜などをそろえました。
オープンすると店内は多くの買い物客でにぎわい、同コーナーでは、赤飯やおにぎりなどの総菜が完売しました。
野菜や総菜のほか、精米や焼肉のタレなども販売。野菜や総菜は、JA管内の生産者16人が出荷しています。初めて産直品を出荷する生産者もおり、要望に応じて出荷者を増やしていく考えです。
生産者の阿部昭子さんは「その日に作ったこだわりの手作り総菜を出している。買った人に、また来たいと思ってもらえるよう頑張りたい」と話し、高部あさ子さんは「朝採りの新鮮な野菜を手に取ってもらうことで、いしのまきの元気を全国に届けたい」と話しました。
同施設は、株式会社元気いしのまきが運営。震災後の同市の水産業・農業の振興とともに、新たな交流拠点を目指しています。