JAは石巻市鹿又・蛇田・稲井地区を受益地とした穀類乾燥調製貯蔵施設の着工に向け、7月3日、鹿又地区の建設地で安全祈願祭を行いました。関係者ら約40人が参加しました。
同施設は平成28年度宮城県農畜産物輸出拡大施設整備事業の採択を受け、建設計画を進めており、今年7月に着工。施設規模は、農業者意向調査をもとに、対象面積は鹿又・蛇田・稲井地区の水田550㌶、管内最大規模の貯蔵能力となる3700㌧としました。
同施設は精米施設と真空包装施設を備えており、JAでは農業者の所得確保と新たな輸出拠点として位置づけ、積極的に輸出に取り組む計画です。平成30年3月に完成、同年秋からの稼動を予定しています。
鹿又・蛇田地区では震災をきっかけに農家世帯周辺の市街地化が進み、夜間の乾燥調整作業が困難なほか、稲井地区では大規模な集積が進み、施設建設の要望が高まっていました。
JAの松川孝行組合長は「地域農業者の皆さんにとって使い勝手の良い施設にし、農業振興に役立てたい」とあいさつしました。