
JAいしのまき稲作部会は7月7日、東松島市赤井など管内2カ所の圃場で水稲現地検討会を開きました。部会員ら41人が参加し、今後の栽培管理方法を確認しました。現地検討会後には、良質米づくり研修会に参加し、食味レベルアップや「だて正夢」の栽培管理について学びました。
現地検討会では、石巻農業改良普及センターの職員が「5月の田植え後から高温が続き、6月上・中旬が低温となったことで例年より草丈が短くなったが、茎数や葉数は平年並み。除塩圃場は塩分濃度が高くなる可能性があるので、田面を乾かしすぎないように」と話しました。カメムシ類の発生を抑えるため、出穂10日前までの草刈りと、その後の薬剤防除の徹底も呼び掛けました。
また、「だて正夢」の作付けを行った圃場で品種の特徴を説明。茎数の増加が緩やかで穂数不足になりやすいことから、追肥の徹底や凋落しないような土作りの方法を指導しました。同品種はアミロース含有率が9~15%で粘りがあり、食味の総合評価が高いとされています。
同部会では、出穂期に向けた栽培管理を行い、高品質・良食味米づくりを目指していきます。