
JAいしのまきは「金のいぶき」の現地検討会を7月13日、石巻市桃生町など管内2カ所の圃場で行いました。生産者ら33人が参加。9月下旬の収穫を目指し、今後の管理方法について確認しました。
作付け2年目となった今年は、昨年と比較すると6月の低温により生育の遅れが見られたものの、7月に入ってからは高温多照で経過し、生育は良好。
講師を務めた全農みやぎの水多昭雄氏は「生育は非常に良好。『金のいぶき』は穂いもち病に弱いので防除を徹底すること。今後は葉色を見て肥培管理を行ってほしい」と話しました。
参加者は「刈り取りの時期や防除方法など、積極的に研修に参加することで栽培技術を確立していきたい」と話しました。
JAでは平成28年度から農家26人が29㌶で栽培。今年度は64人の農家が95㌶で手掛け、産地化に向けて力を入れています。同品種は「ひとめぼれ」と比べて胚芽重が約3倍で、栄養価が高いのが特徴です。健康志向で発芽玄米食の人気が高まってきていることを受け、導入を決めました。
JAでは今後、病害虫の適期防除と追肥を呼び掛けながら生産者をサポートしていきます。