
JAいしのまきは8月4日、石巻市蛇田、稲井両地区の大豆の指定種子生産圃を、みやぎ農業振興公社原種苗部と共に巡回しました。大豆種子の安定した収量と品質の向上が目的。生産者と同公社、石巻農業改良普及センター職員合わせて10人が参加しました。
6月の播種以降、平年に比べて高温・多照傾向にあり、まとまった降雨も少ないなど天候に恵まれたことから大豆種子は順調に生育。「タチナガハ」の圃場では、播種は前年より遅かったものの、主茎長・分枝数は前年を上回り、平年よりも大きな初期成育が見られました。
宮城県農業・園芸総合研究所の小野寺博稔氏は「今後も雑草や病害虫防除など圃場の管理を徹底し、開花期の異株抜きは、花色や葉形などをよく観察しながら行ってほしい」と呼び掛けました。
JA管内では今年、約40㌶で大豆種子を栽培。今後も、関係機関と連携しながら優良種子の安定生産を目指します。