
JAいしのまきスリムねぎ部会は8月28日、スリムねぎの安定した品質確保と後継者育成を図ろうと、石巻市桃生町の圃場で現地検討会を開きました。同部会の青年部員を含む13人が参加しました。
部会からの要望で、新型の播種機を紹介。播種機の性能について説明後、部会員の佐々木拓郎さんの圃場で播種作業を行いました。佐々木さんは「電動のアシスト機能がついていて、今までよりも格段に播種作業が楽に感じる。作業時間の短縮にもなるので魅力的」と話しました。
その後、管内9カ所の圃場を巡回し、生育状態を確認。8月の低温で降水量が多かった影響で、圃場によって生育にバラつきが見られました。講師を務めた株式会社武蔵野種苗園の河埜祥太氏は「乾燥によるひび割れや圃場による生育ムラをなくすため、堆肥や水管理で土質の改善をしていきましょう」と呼び掛けました。
同部会の髙橋真也青年部長は「父から引き継いだ農業を改善し部会で協力しながら、これからも品質の良い作物を出荷していきたい」と意気込みを話しました。
出荷は通年行っており、部会員30人が計14㌶で「若殿」などを栽培。出荷量460㌧の達成を目指します。