
JAいしのまき転作部会は9月4日、栽培対策や新たな奨励品種である「ホワイトファイバー」「夏黄金」の特性を学ぶ栽培講習会を、石巻農業情報センターで開きました。部会員23人が参加しました。
全農みやぎ米穀部集荷推進課の藤井暁課長が、大豆・麦の流通、販売状況や作柄概況を説明。平成29年産は大麦小麦ともに豊作となっており、出荷契約を上回る集荷数量となりました。平成30年産以降は県の奨励品種である「ホワイトファイバー」などの実需からの需要のある品種の作付けを目指していくことや、ソバなどのアレルゲン物質混入防止を徹底することを解説。藤井課長は「気象経過に注意しながら、播種や刈り取りの遅れをなくすよう努めてほしい」と呼び掛けました。
石巻農業改良普及センターの工藤詩織氏は、平成30年産麦の栽培管理のポイントとして、弾丸暗渠と明渠を確実に施行し、発芽不良などを招く湿害を防ぐことを説明しました。
JAでは、今後も管内の生産者向けに栽培講習会や現地検討会を開き、高品質な作物の出荷を目指します。