
JAいしのまきは10月3日、JA本店で「商品開発実践セミナー」を石巻市6次産業化・地産地消推進センターと共催で開きました。これは、商品開発や製造、販売などのノウハウを習得することを目的に、正組合員・正組合員家族から参加者を募集したもの。管内の生産者と関係者合わせて17人が参加しました。
JAのオリジナル商品ブランド「いしのまき農家のキッチン」の商品開発を学ぶため、来年2月までに全8回のセミナーを予定しています。管内産の野菜を使い、ソース製造業で生産できるトマトケチャップと、長ネギドレッシングを題材とした商品開発の知識を深め、実際にイベントでの商品PRなどもする予定。
同センター支援員で㈱ワンダーワークスの菅原敬代表を講師に招き、新商品開発の進め方について講義を受けました。商品開発の基本として、付加価値をつけること、課題を抽出しリスクを削り、売り上げの向上をさせることの重要さについて説明。「難しく感じるかもしれないが、競争相手は実践している。消費者のニーズに柔軟な対応をし、売り上げが伸びているときに次の戦略を立てることが大事」と話しました。
参加者は「自分が作った野菜を使って商品を開発してみたいと思い参加した。消費者のニーズを理解しなければならないことを実感した」と話しました。
同セミナーは平成27年度から始まり、JA直売所会員を対象に行ったが、平成28年度からはJAの直売所やイベントに限らず、スーパーなど幅広い売り場で手に取ってもらえる商品の開発を後押しすることと、JAいしのまきの知名度アップにつなげます。
次回は10月13日に2回目のセミナーを開き、衛生管理について学ぶ予定です。