
JAいしのまきセリ部会では11月4日、年末の需要期を前に現地検討会を開きました。検討会には部会員をはじめ石巻農業改良普及センターを講師に招き、JAの営農担当者ら16人が参加しました。旧河北町管内の中島・皿貝・馬鞍・日陰地区を巡回し、セリの生育状況を見ながら今後の栽培管理について指導を受けました。
同部会の高橋正夫部会長は、「生育は順調。年末の需要期に向け、おいしい河北セリを確実に出荷して行きたい」と熱く話していました。
また、震災後から二ホンジカによる被害が急増し予期しない有害に頭を悩めています。この被害は出荷前の大切な時期にセリの圃場(ほじょう)をシカが歩き回り、茎や根を傷つける被害が相次いでいるもの。圃場(ほじょう)を囲むように高さ120㌢ほどのネットを張り巡るなどの対策をとっています。
同普及センターの伊藤嘉彦技術次長は「シカの被害により、大切な生産者の労働力が奪われている。シカの頭数管理をしなければ根本的な解決策にならないと思う」と話していました。