JAいしのまきやもといちご生産組合は11月6日、今月下旬から始まる出荷に向けて現地検討会を開きました。今年は8月上旬から続いた曇天や降雨のため、軟弱徒長気味ではあるものの、炭そ病やアザミウマなどの病害虫はほとんど見られず、生育は例年通り順調です。組合員10人が参加し、9月に定植した東松島市大塩など8カ所の圃場を巡回しました。講師を務めた石巻農業改良普及センター職員は「夜冷育苗を行っていないものは花芽にばらつきがあるが、改善しようと早めにマルチを張ると気温とのバランスが取れず、二番花が遅れる可能性があるので注意してほしい」と指導。また、病害虫について「他産地ではうどんこ病が多くみられるが、矢本地区はほとんど見られず順調だ」と講評しました。同組合では今年、8戸の組合員が2・03㌶で「とちおとめ」と「紅ほっぺ」の2品種を栽培しています。
出荷に備え準備着々/順調な生育確認
2017.11.16