JAいしのまきは、新たなトマトブランド「赤のみのり」を立ち上げました。ロゴやオリジナルキャラクターを作り、出荷箱のデザインも一新。インターネット上での情報発信も始めました。合わせて、販売促進などに使う「トマトのうた」を作りました。組合員、消費者へブランドを定着させていく考えです。JAは東日本大震災後、トマト産地の再建が進む中、新たなブランドを通じて販路を増やしています。ブランドの広告塔として、オリジナルキャラクター「みのりちゃん」を制作。「トマトが大好きな小学6年生」という設定です。出荷用段ボールを一新し、ブランドのロゴや「みのりちゃん」をあしらった4種類のデザインを考案。このうち4㌔、6㌔箱は11月から利用を始めています。
「みのりちゃん」は、インターネット上の交流サイト「フェイスブック」内にJAが開設したページに登場。管内産トマトの情報やレシピなどを発信しています。
「トマトのうた」は、管内住民の協力を得てミュージックビデオを作成。歌は石巻少年少女合唱隊に依頼し、管内農家だけでなく地域の児童や市場関係者も登場。フェイスブックや動画配信サイト「ユーチューブ」で配信しています。
ブランド設立と連動し、トマトの活用を喚起しようと、ハウス食品と連携し「トマトカレーレシピコンクール」を開始。JAのホームページから応募できる。募集は1月12日まで。下旬に審査会を開き、入賞者には管内の農産物と同社の製品の詰め合わせなどを送ります。
JA担当者は「石巻地域の復興に弾みを付け、元気なJAいしのまきの姿を見せたい」と話しました。