
東松島市洲崎・東名地区の農事組合法人・奥松島グリーンファームは1月12日、水稲の育苗ハウスを活用し、20アールで栽培していた加工用キャベツを初収穫しました。同法人では、育苗ハウスの維持費の確保を含め、法人経営の安定を目的に園芸品目を導入。17年から小松菜を栽培していましたが、収穫調整などの作業負担が大きかったため、新たな栽培品目をJAと検討。青果出荷と比べて調整作業が簡略化でき、コンテナ出荷のため資材コストも削減できることから、加工用キャベツを選定しました。
出荷先は石巻青果。同日は、組合員ら8人が収穫に当たり、コンテナ詰めの作業を進め同社に45ケース(1ケース6~8玉)を出荷しました。
法人の菊地照夫代表は「作業負担が比較的少なく、出荷作業もスムーズだった。今後も栽培を続けたい」と話します。
18年は水稲55ヘクタールと大豆25ヘクタールに加え、加工用キャベツは育苗ハウスだけでなく、30アールの露地栽培にも挑戦する予定です。