
石巻市北上町の農事組合法人ゆいっこは、3月10日、地域住民を対象としたつぼみ菜の収穫体験を行いました。百円でビニール袋に好きなだけつぼみ菜を収穫できるとあり、家族連れなど50人の地域住民が訪れ作業を楽しみました。1月の天候不順や寒さで生育不良を心配しましたが、寒さが弱まったことなどから順調に生育し、無事に収穫を迎えました。
これは、同法人が冬場の育苗ハウスを有効活用し、地域住民などの交流の場を作るとともに農業を楽しんでもらおうと8年前から行っています。東日本大震災で被災し、開催できない年もありましたが、住民からの要望と農業の面白さや魅力を広めたいとの想いから再開しました。
同法人の今野力也代表理事は「口コミで広がり徐々に参加人数も増えてきた。農家としての仕事を誇りに若い世代へ農業を伝えていきたい」と話しました。参加者は「葉物野菜の値段が高いのでとても助かっている。楽しみながらたくさん収穫できたのでよかった」と話しました。