
農業、JAを取り巻く環境がますます厳しくなる中、多様化する農家、利用者のニーズに応え、これまで以上に必要とされる組織を目指し、経営の舵取りを担う人材を育成しようとJAいしのまきは、次世代リーダー育成研修会を行っています。3月15日、本店で第3期生の研修の締めくくりとして報告会を実施しました。活動の成果を発表しました。
研修会は2015年度から行い、各部門から選抜された次世代を担う職員が、数カ月のカリキュラムを通して環境変化に順応できる職員としてさまざまな研修や診断、討議を行っています。これまで22人がカリキュラムを修了しました。
3期生はJA職員12人が選抜され、㈱ビジネスコンサルタントの吉田貴久専務が提案するプログラムに基づき、昨年11月から計5回の研修を重ねてきました。報告会では3班に分かれて、JAが抱えている課題について、今後どう対応していきたいかを常勤役員らに提案しました。テーマとして農家所得向上に向けた、農産物集荷所の集約化、職員の働きやすさ向上や地域貢献を目指すJA主体の保育園など、各班がさまざまな提案を行いました。 松川孝行組合長は「まずは自分のために己を磨くことが、組合員のため、地域のためになることを忘れてはいけない。JAいしのまきのリーダーの在り方、人の育て方を考えてほしい」と総括しました。
JA金融部金融企画課の渡辺慎太郎課長補佐は「報告会が終わりではなく、研修を通してできた仲間と協力し、これからを始まりとして部門間連携を図りながら、積極的に行動に移していきたい」と話しました。