JAでは平成29年度の「第11回全国和牛能力共進会宮城大会(以下、全共宮城大会)」に向けて、石巻地域の関係機関と一体になり、肉用牛の改良 増殖と支援体制の構築を進めています。2月10日、石巻地域畜産振興協議会と共催し、石巻市北村の遊楽館で平成27年度石巻地域肉用牛研修会を開きました。
関係者ら63人が参加。全共宮城大会での上位入賞を目指す中、優良子牛生産に向けた飼養管理技術について、日本全薬工業㈱営業本部の後藤篤志部長が「子牛の哺育育成管理について」と題した講演を行いました。
後藤部長は初期発育が将来の生産性に大きく影響するため、成長に見合った餌を与えることが大切だと説明し「生後3カ月くらいまでの子牛は、胃の消 化や吸収機能が十分ではないため、柔らかい草を与え、胃の基礎をつくることが重要。十分な栄養摂取は、免疫力の向上にも繋がる」と話しました。
JAは3月9日、今年度の保留した優良雌子牛を集合検査し、当地域の斉一性を高めるべく保留育成研修会を開く予定です。