
東松島市上下堤の㈱つつみは4月30日から5月2日、夏ソバの播種をしました。今年は約13㌶で栽培。収穫は7月下旬の予定で、10㌃当たりの平均収量40㌔を目指します。播種は天候に恵まれ、順調に進みました。今年から排水対策として、20㌢の高さの畝に種を播き、湿害を防ぐことで多収量を目指します。また、毎年、播種後の雑草処理が課題となることから、播種前には除草剤を散布しました。
同社の浅野公夫代表は「栽培初期の管理を万全にし、収量を上げていく。ソバ栽培に適した天気を期待したい」と話しました。同社の前身、上下堤転作組合が、新たな特産品として2010年からソバ栽培に着手。面積の拡大に伴い、13年に法人化し、乾麺の「上下堤そば」やそば焼酎「堤の花雫」など加工品開発のほか、新そばを振る舞う祭りを毎年開き、地域振興に大きく貢献しています。