JAいしのまきが石巻市鹿又に建設していた石巻中央カントリーエレベーター「こめ太郎」が5月29日に完成しました。同日、建設委員会を開き、JA役職員や関係者ら40人が出席しました。建設工事の経緯の報告と、施設の検収を実施。建設を行ってきた全農みやぎの佐藤龍悦副本部長から当JA松川孝行組合長に「工事引渡書」が手渡されました。
「こめ太郎」は、JA管内の蛇田、稲井、鹿又地区で大規模な担い手への農地集積が進む中、乾燥調製施設の能力が不足していることから、地元の要望に応えるため、昨年7月から工事を進めてきました。
同委員会副委員長を務めるJAの今野信一理事は「農家の手取りが少しでも多くなるよう施設を運用していく」と話しました。
対象面積は550㌶、最大貯蔵能力は3700㌧。また、農家所得の向上に向け、JAが今年から本格的に取り組んでいる米の輸出事業の拠点としての役割も担います。
今後は6月26日に落成式を行い、本格的な稼働は今年9月からの予定です。