稲井地区園芸生産組合は5月30日、ソラマメの出荷査定会を石巻市水沼地区で開きました。組合員12人が参加し、出荷開始日や収穫適期、出荷規格を確認しました。出荷は6月4日から始まり、17日頃まで続く予定です。
生育状態は、冬場の寒さから草丈が低く、分けつも少なかったが、莢(さや)つきの状況は良く、目立った病害虫の被害もなく順調に育っています。例年並みの出荷開始となり、今後も栽培履歴簿に基づき、追肥や農薬の管理を徹底し出荷していきます。
JA担当者は「今年は降水量が多かったので赤色斑点病に特に注意したい。サイズが重さで決まるので随時計測し、適期収穫に努め、出荷規格に合った品質の良いソラマメを出荷してほしい」と呼び掛けました。
同組合では13人の生産者が「打越一寸」を計122㌃で栽培しています。今年度は目標出荷量16㌧を掲げ、今後は、出荷が終わり次第、講習会や実績報告などで栽培管理を徹底していくことで、より良い品質のソラマメ栽培を目指します。