JAいしのまき転作部会は8月7日、大豆の現地検討会を開きました。開花期から子実肥大期に向けて肥培管理や病害虫対策を確認しようと、管内の圃場3カ所を巡回。今年は播種(はしゅ)、出芽が順調に推移した圃場(ほじょう)ではまとまった雨が少なく、湿害などの障害はなく、初期生育は順調。
8月上旬の降雨は水分を必要とする開花期だったため、影響は少ない見込み。講師を務めた石巻農業改良普及センターの工藤詩織技師は「紫斑病対策は適期の防除が重要となる。開花期にあわせた防除日の判断が必要となるので、圃場に入ってよく観察してほしい」と呼び掛けました。
今回巡回した圃場は新たな農薬、資材の試験圃で、参加者はそれぞれ効果を確認。各メーカー担当者から特長の説明を受け、今後の栽培の参考としました。
JA管内の大豆生産面積は約2039㌶の見通し。今後は、紫斑病など病害虫予防を呼び掛け、県内の主産地として安定的な収量・品質の向上を目指していきます。収穫は11月中旬の予定です。