JAいしのまき

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新興市場への海外輸出がポイントに/米の状況を理解した米の生産を

 JAいしのまきは、需要に応じた米生産の推進を高めようと3月4日、石巻市桃生公民館文化ホールを会場に研修会を開きました。研修会には、農業法人会や生産部会、宮城県、石巻市、東松島市、JAグループ、農業関係者など280人が出席。松川孝行組合長は「需要に応じた米の生産と農業者の所得増大を目指したい」とあいさつしました。

 講師には農林水産省政策統括官付農産企画課課長の福島一氏を招き、米をめぐる状況について講演しました。福島氏は、30年産米の作柄と相対取引価格の推移や消費者が求める手ごろな価格設定が今後必要であると話しました。また、米の輸出状況に触れ、国内の米の消費量が年々減少する中で台湾やアメリカでの需要が高まっています。精米だけでなく包装米飯や日本酒などの米の加工品の輸出にも力を入れることが重要と話しました。

 質疑では、①作況指数に現場との乖離があり国ではどのアミ目を使用しているのか。②TPPの影響を国はどう考えているのか。など生産者から活発な意見が出されました。

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講演をする福島氏(左上)と熱心に耳を傾ける生産者たち

 JAでは、需要に応じた米の生産を推進するとともに、水田活用の直接支払交付金を活用した戦略作物の作付推進や園芸作物への転換を積極的に推進し、農業者の所得増大、農業生産の拡大に取り組んでいくことにしています。

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