
石巻市北上町の農事組合法人ゆいっこは、3月7日、地域の幼稚園と保育園の園児をつぼみ菜のハウスに招き、収穫体験を行いました。ビニール袋に好きなだけつぼみ菜を収穫できるとあって、30人の園児がおもいおもいに楽しみました。
つぼみ菜は1月の寒さで生育不良が心配されたが、寒さが弱まったことから伸びが良く順調に生育し、例年よりも早い収穫を迎えました。
同法人の今野力也さんがつぼみ菜の採り方の手本を見せると、園児たちは「かんたんに取れる!いっぱい取りたい!」と夢中で収穫しました。いっぱいになったビニール袋を抱え「初めてだったけど楽しかった」「おうちでおつゆにしてもらっていっぱい食べたい!」と話しました。
これは、同法人が冬場の育苗ハウスを有効活用し、地域交流の場を作るとともに農業を楽しんで体験してもらおうと、地元の幼稚園や保育園に声掛けしたことをきっかけに、2013年から行っているイベント。今後は3月10日に地元住民向けのつぼみ菜収穫体験を予定しています。
今野さんは「子どもたちはコツを覚えれば上手に収穫してくれるのでほほ笑ましい。農家の仕事を誇りに若い世代へ農業を伝えていきたい」と話しました。