JAは2月9日、情報センターで6次産業化商品開発セミナーを開きました。東日本大震災以降、直売所の客足が衰退していることから、直売部会員をはじめ農業者の6次産業化に対する知識と販売技術、商品開発意欲を高め、経営力の強化を目指します。
同セミナーは、実践につながる学習と既存商品の改善を中心に2月から3月にかけて計4回行い、4月9日に開くJA産直市で商品の即売、展示会を行いセミナー完了後の実用へとつなげます。また、参加者同士のネットワーク形成を図り、事業の連携を促進するねらいです。
直売部会員ら14人が参加。第1回目は、フードクリエイターの佐藤千佳氏とデザイナーの渡邊樹恵子氏を講師に招き、商品開発の基礎と手法を学びました。佐藤氏は「基本は消費者の立場になること。しっかりと着地点を決め、消費者が求める価値のある商品作りをしましょう」と話します。その後、各自持ち寄った加工品を試食しながら、特徴などを確認しました。
参加者は「売れ行きが伸びない商品の改善点を見つめ直す絶好の機会。講師の方の意見を取り入れ、商品に磨きをかけたい」と意気込みを語ります。