
農業への関心を強め、食の大切さを学んでもらおうと5月16日、石巻市稲井地区の農事組合法人アスターファームの指導のもと、同地区の稲井幼稚園の園児らが始めて田植えをしました。この日は、およそ0.3㌃の圃場に「ひとめぼれ」を園児16人と手で植えました。
はじめに同法人代表の阿部勝徳さんが「苗5本をひとつかみにして取ったら、しっかり植えます。みんな大好きなお米がすくすく育つように、ていねいに植えましょう」と手本を見せながら説明。園児らは裸足で圃場の中に入ると「泥がひんやりしてる!」「苗を植えても抜けちゃう!」と苦戦しながら田植えを楽しみました。
阿部さんは「小さいうちから身を持って農業を経験することで関心を強め、農家についても興味を持ってもらえればうれしい。普段食べている米のありがたさもいずれわかってくれたらいいね」と話しました。
同園では、子どもたちが田植えから収穫までの過程を実際に体験し、食育、生産者との関わりの大切さを感じてもらおうと今回初めて実施。今後は、児童たちが栽培経過を観察し10月下旬に収穫する予定です。