JAいしのまきと全農みやぎは、5月17日、(株)イクタツ、㈱ダイヤモンドダイニング、㈱ゼットンの職員15人を招き「令和元年産米 ひとめぼれ 産地交流田植体験」を開きました。東北・関東地方などで、いしのまき産の米を使用している飲食店の料理長や米の卸売り会社の部長らが参加。手植えで「ひとめぼれ」の田植え体験を行いました。同日は、石巻市河南地区の農事組合法人黄金ファームの協力のもと、15㌃の圃場に「ひとめぼれ」の苗を植え付けました。
初めに、JA米穀課の鈴木啓悦補佐が植え方のポイントを指導。「苗をしっかり束で掴み取ったら抜けないようにていねいに植えること。足場の感覚に慣れるまでゆっくりやってみましょう」と話しました。
参加者は、裸足で感じる田んぼの感触に歓声を上げ、足を取られながらも、生産者やJA職員にアドバイスを求めながら確実に苗を植え付けました。「初めて手で植えられたので貴重な体験になった」「手作業だと後半は足腰がきつかった。農業機械で作業するとしてもすごい」と話し「収穫のころにもぜひ訪れて自分たちで収穫してみたい」という声も多く、JAでは実現に向けて計画しています。
作業後には、管内産のダイコンやニンジンなど新鮮な野菜とJAオリジナル商品「ものう味噌」をふんだんに使った豚汁とおにぎりを振る舞い、職種や地域の壁を越えて交流を行いました。 農事組合法人黄金ファームの阿部仁彦代表は「きれいに植えてもらった。このような経験を通して農の魅力と米の消費が広まればうれしい」と話しました。昼食後にはJAのカントリーエレベーターなどの施設見学も行いました。
この田植え体験は、同社から「自分たちが扱う米がどのような産地でどんな栽培をするのか実際に体験したい」という要望から今年初めて開催。今回植え付けたひとめぼれは、10月頃に収穫する予定です。
