JAは5月23日、矢本地区で乾田直播き現地検討会を開きました。出芽状況と今後の管理について確認しようと、管内の圃場(ほじょう)5カ所を巡回。播種後の4月の天候が安定していたことから出芽時期は例年並みで、雑草防除や生産者の管理が行き届いており、順調に生育しています。
講師を務めた石巻農業改良普及センターの阿部定浩技術主幹は「生産者の管理が良く、きれいに出芽がそろい苗立ちしている。稲の生育を確認しながら適期の雑草防除の徹底とその後の水管理を行ってほしい」と話しました。
現地検討会後、「乾田直播栽培の除草対策と今後の管理のポイント」と題して総合検討会を開きました。
乾田直播きは、育苗管理や代掻き作業が不要で、コスト削減が可能なため、管内で栽培に取り組む生産者が多い。いしのまき管内の栽培面積は2008年の35㌶から2018年には660㌶に増加。今後は、栽培技術の確立と収量の向上、高品質・良食味を目指します。7月には、肥培管理の現地検討会を開く予定です。
JAでは、今秋の収穫期に向け適期のきめ細やかな栽培管理を実践していきます。