
河北せり振興協議会は7月16日、石巻市河北総合支所で同会設立後初となる第一回通常総会を開き、19人が出席しました。同会は石巻市河北地区の伝統野菜「河北せり」のブランド確立や地域活性化、農家所得の向上などにつなげるため、地理的表示保護制度(GI)登録を目指しています。
総会では昨年度の活動・収支決算書の報告や今年度の収支予算の確認などが行われ、3つの議案について協議され、全て可決されました。議長を務めた同会の髙橋正夫会長は「食文化を継承し、さらに発展していくために今後も皆で協力し合い、頑張っていきましょう」と決意を語りました。
同会は昨年の7月に設立され、産地一体となって伝統的な栽培方法を守り、河北せりの生産・供給体制の強化、需要の拡大などを目標としています。近年、GI申請数も増え審査内容も厳しくなっている中、同会は10月に申請書を提出し、取得に向けてさまざまな要件に対応しています。