東松島市大塩の農事組合法人おおしお北部は7月27日、カルビー株式会社が主催する「カルサポ!じゃがいも堀り体験@宮城」を行いました。同法人は、同社の契約農場として、15㌶の水田をジャガイモ栽培の圃場(ほじょう)に転換し運営。年間収量は500㌧を見込みます。
当日は「カルビーサポーターズクラブ」として事前登録し、当選した県内外の親子15組62人が参加しました。およそ2㌃の圃場(ほじょう)で、4月に定植したジャガイモ「トヨシロ」を収穫し、親子で協力して土を掘り分け茎を引くと、大きく実ったジャガイモがお目見え。子どもたちの歓声が響き「重たいのがいっぱいある!」「どんどん出てきて宝探しみたい!」と笑顔で話しました。各組に配られたおよそ15㌔入のダンボール1箱が、あっという間に採れたてのジャガイモで溢れました。
同法人の大崎康代表は「年に1度、この日を楽しみにしている人たちがいると思うと、栽培管理により力が入る。親子でたくさん収穫して、夏休みの良い思い出にしてもらいたい」と話しました。
この活動は、同社の契約農場で消費者にジャガイモ堀り体験をしてもらうことで、自然の恵みや産地、生産者の想いを感じ、企業と農業への理解を深めることを目的におよそ7年前から開催。宮城での開催は今回で2度目です。
また、5月から時期をずらして九州、関東、東北地方で同活動を行うことで、北海道だけがジャガイモの産地ではなく、全国のジャガイモを使用していること、桜の開花前線のようにじゃがいも前線があることなども広めています。
