7月26日、石巻市の獣医師が人工交配し、平成20年以降に生まれた宮城県産牛で黒毛和種のうち、市場に流通した17頭が血統書の子牛登記や登録証に記載された父牛と、DNAが異なっていたことが取り上げられました。
これを受け、当JA役職員4人は8月5日、仙台市の宮城県庁舎を訪れ村井嘉浩県知事宛てに「宮城県下における和牛の血統矛盾案件に関する要請書」を松川孝行組合長が県農政部佐藤夏人部長に手渡しました。
要請書には①当該獣医師の指導の徹底を図ること②当該獣医師以外の獣医師ならびに人工授精師の調査を早期に終了し不正がないことを明らかにすること③本案件に係る被害については、生産者が負担をすることのないように支援すること④本県の一層の和牛振興を図ることなど、問題の早期解決と生産者や消費者の不安を払拭するよう要求しました。